家事コラム掃除
vol.35( 2017年12月06日 公開)

寒いからこその大掃除!

今年も早くも12月に入りました。 先日過ぎ去った11月の勤労感謝の日。この日は、古くは「新嘗祭」と呼ばれ、秋の収穫を祝う宮中行事が行われていました。 同じく平安から続く年末の行事と言えば、「煤払い」。そう、現代の「大掃除」です!

煤払いとは、一年の煤を払って新しい年の歳神様をお迎えする日本の習わし。
そんな神様のためとは言え、忙しい年の瀬。海外では大掃除を春に行う所もあるそうで、
それに習ってつい先延ばしにしたいなあ...などと思わなくもありませんね。
冬は寒いし、水は冷たく、油汚れも固まってしまいます。
本来大掃除には向いていないのかも...。

でも、この大掃除。冬には冬の利点があります!
それは、乾燥している方がホコリが取りやすいということ。
普段のお掃除でもきちんと払っている方も多いかもしれませんが、棚の上やカーテンレール、ランプシェードなどなど...普段は手が届きにくかったり、面倒で後回しにしていた部分もありがちです。
ホコリ掃除で守りたいのは、お掃除の基本「上から下へ」。そして、「風上から風下へ」。
掃除し終えた場所にまたホコリが積もることのないように、気を付けて行きたいですね。

高い所や卓上などには、ハンディモップやホコリ取り用のシートが便利。
フラットな場所には、平たい形状の物がホコリの吸着もよく使いやすいです。シートタイプなら手で拭く物も扱いやすく、細かいホコリまできれいに拭き取ることができます。
円筒状のモップなら、斜めになったシェードや物の多い棚の上など、複雑な形状にも適しています。コード類の集まる場所でもスッと間を通すことで、埃を根こそぎ取ってくれますよ。ただし、フラットタイプよりも少しホコリを取り落としやすいのが欠点。そのための、上から下へ、徹底です!

上からホコリを落としたら、最後は床掃除。
掃除機でもいいのですが、吸い込んだ空気の排気でどうしても埃が舞ってしまいます。フローリングならば、はじめにざっとかけるだけにして、あとはモップやほうきを使って行きましょう。

ホコリをすっかり取り終えたら、軽く水拭きをして仕上げれば完ぺき。
ここでひと工夫! 柔軟剤を少し加えた水で拭いておくと、ホコリが溜まりにくくなります。と言うのも、柔軟剤には静電気防止の効果があるから。電化製品の周りなど、静電気の起きやすい場所には特に効果的です。ぞうきんが濡れ過ぎていると拭き跡が残ってしまうので、固く絞るか半渇きくらいで拭き取るのがいいですよ。
フローリングの拭き掃除には、WAX成分配合のスプレー、スーパーオレンジフローリング用もおすすめです!

さて、大掃除の前にはまず道具を揃えておきましょう。
準備が足りなかったりすると二度手間になるばかりか、時間が無くなって中途半端になってしまったりします。
事前にきちんとスケジュールを立てて、無理のない目標を立てることが大切。
きれいになったお部屋を想像して、ワクワクした気分でお掃除をはじめましょう!

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